ノアの「MONDAY MAGIC(MM)」25日の新宿大会で、佐藤光留(パンクラスMISSION=45)が、田中将斗(53)を破りGHCハードコア王座を奪取した。

 王座奪取へなりふり構わぬ光留は、リングインする田中を襲撃。腰に巻いていた茶色の帯で首を絞めると、パイプイス越しに腕に蹴るなど先制攻撃に成功だ。

 だがハードコアルールには一日の長の田中から反撃され、自ら場外にセットしたテーブルに寝かされるとコーナー最上段からダイビングボディープレスを被弾だ。ここから一気に流れは王者に移り、竹刀でめった打ちにされるなどピンチが続いた。

 それでも田中のイス攻撃を拳で迎撃し意地を見せる。ここから一進一退でコーナーに互いの額をぶつけさせ合うなど激しくやりあった。

 終盤には蹴り足をイスで打ち抜かれ、さらにパイプイスの山にブレーンバスターで叩きつけられ大ダメージを負う。それでもスライディングDを三角絞めで返すなど譲らない。最後は田中の渾身のスーパーフライをヒザ剣山で迎え撃ってから腕十字固めにとらえてギブアップを奪った。

 試合後、光留が倒れ込んだまま白いベルトをかけていたところに現れたのが〝大巨人〟石川修司だ。石川からは「田中将斗が勝つと思って挑戦表明に来たらまさかアンタが勝つとは…。ハードコアの名前にアンタより俺の方がふさわしいな。そのベルトをかけて俺と勝負しろ」と挑戦表明を受ける。

 これに光留が返答するのを待たず今度は関本大介が登場。関本からも「ちょっと待った! 俺にも挑戦させてくれ!」。これに石川が「分かった。じゃあ、6月15日、後楽園ホールで佐藤光留、関本大介、石川修司の3WAYでそのベルトをかけて戦おうぜ」と応じ、光留が一言も発さぬままV1戦が決定的になった。

 その後、セコンドに肩を借りてコメントスペースに現れた光留は「まさか、まさか、佐藤光留がGHCのベルトを巻く日が来るとは思わなかっただろ。俺も思わなかったよ」と息も絶え絶えに話すのだった。