西武の新入団選手発表会が26日に本拠地・ベルーナドームでの「ライオンズ・サンクスフェスタ 2023」の中で行われた。

 背番号21を背負ったドラフト1位・武内夏暉投手(22=国学院大)は色紙に「球界NO・1投手」と書き込むと「ライオンズでチームに貢献して中心人物となり、球界ナンバーワン投手になれるように頑張っていきます」と高らかに宣言。松井監督は「いいアピールをしてくれたと思う。楽しみにしてください」と大きな期待を寄せた。

 通算219本塁打をマークし、3度の本塁打王にも輝いた主砲・山川穂高内野手(32)のFA移籍が濃厚。自慢の強力打線は解体を余儀なくされ、打力の大幅なダウンは避けられない状況だ。それだけに5位からの巻き返しを図る西武の戦い方は、必然的に投手力を中心とした守り勝つ野球にならざるを得ない。

 すでに渡辺久信GM(58)はFA戦線への参入について「日本人のFA選手に関しては、ちょっと現実的じゃない」とし、野手に関しては現有戦力の底上げを明言。投手補強についても「なかなか今のウチの先発陣に入って来られる選手はいなさそう」と述べ、日本ハム入りの決まった前オリックス・山崎福ら大物投手の獲得レース参戦にはかねて否定的な見解を示していた。

 裏を返せば、それだけ来季の先発ローテーションに自信を持っているということだ。先発の軸に高橋光成(10勝8敗、防御率2・21)、平良海馬(11勝7敗、防御率2・40)、今井達也(10勝5敗、防御率2・30)の3本柱がそろい踏みし、4枚目にも2年目で飛躍の兆しを見せた隅田知一郎(9勝10敗、防御率3・44)が座る。これに即戦力の大型左腕・武内が加わり、最後の6枠を松本、与座、宮川、ボーらで争う図式だ。

 課題のブルペンについても外国人補強を別として、今秋ドラフト2位の154キロ右腕・上田大河投手(22=大商大)を中心に、即戦力の中継ぎ投手3人で再建を図る。

 来季の西武には「盤石な投手王国を築ける」と太鼓判を押す球界有識者も少なくない。5年ぶりのリーグV奪回へ向け、2024年シーズンは「投手力」を軸に戦う〝激変〟したチームとなりそうだ。