今オフ、最大の注目を集めそうだ。FA宣言選手が15日にNPBから公示され、ソフトバンクが西武・山川穂高内野手(31)の獲得に向けて本格的に動き出す。ネックの一つとみられるのが、女性トラブルの今後。しかし、かねて独自に調査を行ってきた球団側は「問題なし」との感触をつかんでおり、獲得への支障もないとみている。
FA選手の公示を受けて、三笠杉彦GMが西武・山川について初めて言及した。通算218発を放ち、3度の本塁打王に輝いた圧倒的な実績を誇る和製大砲だ。
「日本を代表する右打者。一方で実戦に出ていないということもあり『フェニックス・リーグ』に出ているが、コンディションなどの確認もある。また、出ていなかった理由についても球団としての見解を出していかないといけないと思う。もろもろのことについて、しっかり調査しないといけないと思ってます」と話した。
球界トップクラスの選手であることは間違いない。ただ、今季は17試合の出場にとどまった。5月に起こした女性トラブルによって書類送検。8月末に嫌疑不十分で不起訴になったものの、西武球団の判断で公式戦出場停止処分を通達されていた。「フェニックス・リーグ」で実戦復帰を果たすまで、およそ5か月もの間、実戦から離れることになった。
懸念材料については「報道ベースで事案については認識してますが、他球団の選手だったこともある。交渉解禁になった後で、その事案についてもしっかり調査しないといけない。不起訴になったということは報道で知ってますけど、その背景も含めて確認する」と続けた。
もっとも、これまでにも可能な限りの調査は進めてきた。その上で詳細については不明ながら、現状で「問題なし」との感触をつかんでおり、ささやかれてきた女性側からの民事訴訟の可能性も「ない」との情報を得ているようだ。
それでも、ネット上には厳しい声が噴出し、SNSには誹謗中傷とも捉えられかねないコメントまで散見され始めている。このイメージだけで敬遠してしまう球団もありそうだが、ソフトバンク側は現実目線で〝事実のみ〟を確認していく方針だ。今後は不起訴の経緯について山川側の弁護士への確認を行うなど、より詳細に詰めの作業をしていくとみられる。
ブランクについても「フェニックス・リーグ」にスカウトを派遣しており、打撃が健在であることはチェック済み。練習量も豊富で、打撃の高みを目指す熱心な姿勢も高く評価している。
FA戦線ではオリックス・山崎福也投手の獲得にも乗り出す。在京セ・リーグ志向とされるが、今季自己最多の11勝を挙げた左腕に高待遇を用意して勝負をかける。昨年同様、ストーブリーグの主役となることは間違いなさそうだ。












