新日本プロレス「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」の辻陽太(30)が19日、予告していた新パートナー「Z」をお披露目した。

 翌日に後楽園ホールで開幕する「ワールドタッグリーグ」にエントリーしているが、パートナーは謎のZと発表されていた。選手名を伏せる場合に「X」や「Y」が使用されることはあっても、「Z」とアナウンスされるのは異例。辻の海外遠征時代の戦友で、新たなパレハではなく個人的なタッグパートナーとのことで、ファンの間ではさまざまな憶測を呼んでいた。

 この日の宇都宮大会メインでは辻、鷹木信悟、高橋ヒロム、BUSHIのLIJメンバーに、辻からZが加わることが予告され、「Just 5 Guys」SANADA&タイチ&上村優也&DOUKI&TAKAみちのくとの10人タッグマッチが組まれた。

 先に辻、鷹木、ヒロム、BUSHIが入場すると、7日に右目上斜筋麻痺の手術を終えた内藤哲也も登場。マイクを握った辻が「予告通りZを連れてきた。俺のタッグリーグのパートナーZ、内藤哲也Z…そんなわけねえだろ! 内藤さん、まだ片目見えてないんだ。俺のパートナーはこいつだ!」と呼び込むと、メキシコ「CMLL」で活躍するルチヤードール、サンドカンJr.が姿を現した。

 試合では軽快な動きを披露。サンドカンJr.の肩に辻が乗ると、TAKAめがけて落下し大ダメージを与える。さらに合体技「アンクラー」でマットに叩きつけ、辻が3カウントを奪った。

 タッグリーグ開幕前夜の猛デモを敢行した辻が「彼はこれからメヒコのマットを背負う男になるだろう。いや、もうその男になっている」と豪語すれば、サンドカンJr.は「アミーゴのユウタとともにワールドタッグリーグの覇者となるため日本、そして新日本プロレスのリングにやって来た。ヨウタとサンドカンJr.は世界中を支配してみせる!」ときっぱり。注目のタッグチームになりそうだ。