DDT12日の両国国技館大会で、米AEWの世界的スーパースター、クリス・ジェリコ(53)が竹下幸之介(28)に完勝を収めた。
新日本プロレス2020年1月5日東京ドーム大会以来、実に3年10か月ぶりの日本マット登場となる超大物が、ついにDDTに初上陸を果たした。
入場曲「Judas」の大合唱で迎え入れられたジェリコは、序盤から激しい場外乱闘を展開。リングに戻ってウォールズ・オブ・ジェリコで痛めつけたかと思えば、コーナー最上段から場外の竹下にフライングボディアタックを決めるなど、圧倒的な存在感を見せつける。
ジュダス・エフェクトを防がれたジェリコは、ローリングエルボーからウォールズ・オブ・タケシタで反撃を許す。セントーンを膝で迎撃するも、ライオンサルトを膝で迎撃され主導権を奪い返すことができない。変型ドライバーから変型スープレックス、ザーヒーと竹下の猛攻にさらされた。
雪崩式ブルーサンダーまで決められたジェリコは、打撃の応酬からジャンピングニーアタック2連発を浴びて窮地に陥る。それでも竹下がサポーターを外して繰り出した3発目をキャッチするとウォールズ・オブ・ジェリコに捕獲。鮮やかな逆転劇でギブアップを奪ってみせた。
試合後のリング上で竹下と握手をかわしたジェリコは「彼とはAEWのリングでやりたいとは思わなかったんだ。日本で、DDTのリングでやりたかったし、試合にも満足している。ファンもDDTも竹下も最高だった」とご満悦。
「竹下の才能は一目見て分かった。シングルで戦ってみて、自分が想像していた全ての要件を満たす存在だった。今回の実験は成功したと思っている。もしかしたらDDTの今年度最高の試合だったかもしれないね。彼が勝てなかった唯一の理由は、相手がクリス・ジェリコだったということだ」と対戦相手を称賛した。
今後戦いたい日本人選手を問われると「2018年から3年連続で新日本の東京ドームに上がったのも、それぞれ魅力的な対戦相手がいたからだ。ケニー・オメガ、内藤哲也、棚橋弘至…今回も竹下と試合がしたかったから来日した。そういう意味では、DDT内では遠藤哲哉は魅力的な選手だと思ったし、対飯伏幸太との戦いもいつか日本でやらないといけないと思っている。それに鈴木みのるが対戦を望んでいるのも知っているし、俺も望んでいる。彼とは両国、あるいはそれ以上の日本でのビッグマッチで戦いたい」と列挙。
さらに最後に「赤井沙希の引退セレモニーに天龍(源一郎)さんがVTRで出ていてうれしかった。今回の来日ではタイミングが合わずに会えなかったけど、天龍さんは最高のボスであり感謝している。天龍さんから人との接し方、プロレスラーとしてのあり方を教わったからこそ世界で活躍できたんだ」と、WAR時代の師匠にメッセージを送っていた。












