巨人の育成助っ人エルビス・ルシアーノ投手(23)が7日に、宮崎秋季キャンプで行われたシート打撃に登板。打者6人に対して1安打3奪三振と好投した。高いポテンシャルを秘め、今年1月に巨人入りした逸材だが、その人柄は6日にソフトバンクへ移籍した人気助っ人アダム・ウォーカー外野手(32)と共通する部分があった。
同じ轍は踏まない。前回登板となった5日のシート打撃では、打者6人に対し、3安打3四球といいところを見せることができなかったルシアーノ。だが、この日は立岡、岸田からそれぞれ見逃し三振、空振り三振を奪うと、続く萩尾には左前打を許しながらも、その後の岡田を空振り三振、オコエを二ゴロ、立岡を3―6―3の併殺打に打ち取る好内容。最速は153キロを計測し、課題としていた四球も出さず、短期間での成長ぶりを見せつけた。
ルシアーノは「監督に言われてゾーン内に投げることを意識して練習した。今日もできるだけストライクゾーンに投げるようにしました」とまずまずの手応えをつかんだ様子。阿部監督も「技術があるから18歳でメジャーデビューしているんだろうし、ある程度は力を持っているはず。練習態度を見ていてもまじめだし、期待してますよ」とさらなる成長に期待した。
監督の言葉通り、ルシアーノは練習に熱心に取り組む様子が目立つ。あるチームスタッフは「監督からフィードバックを受ける際には目を見てしっかりと耳を傾けているし、手を抜いたりもしない。いいやつですよ」とその性格に太鼓判。実際、結果が振るわなかった5日のシート打撃の後は、同じく育成助っ人のラモスとともに、黙々とグラウンドを走り込む姿を見せた。
さらには日本語もこの1年で徐々に習得中で、練習後には選手らへ「っさましたー!」と「お疲れさまでした」の略語まで飛び出すなど、順調な順応ぶりが見て取れる。
まじめで日本文化にも積極的に馴染もうとする姿勢は、まさしくウォーカーそのもの。ウォーカーはその生真面目ぶりと愛嬌の良さでファンからも絶大な人気を誇り、来日初年度からブレークを果たした。
日本のプロ野球への適性もさることながら、ブルージェイズ時代の2019年には若くして25試合に登板した逸材。このまま成長を続けていけば、チームにとって最強の「秘密兵器」となるかもしれない。











