巨人のアダム・ウォーカー外野手(32)が、ソフトバンクの高橋礼投手(28)、泉圭輔投手(26)との1対2トレードで移籍することが5日までに分かった。
明るいキャラクターとパワーを兼ね備えた助っ人は来日1年目の2022年に23本塁打を放ち、昨オフに年俸1億円(推定)の2年契約を勝ち取った。だが課題だった外野からの送球難が改善されず、今季は出場57試合で打率2割6分3厘、6本塁打にとどまった。
2年連続でBクラスに沈んだチームは再建の真っただなかにある。新たに指揮を執る阿部慎之助監督(44)は「やっぱりセ・リーグって守れないと(試合に)出られないですから。まずはそこが基本だと思うので。打つって水ものだし、なかなかパカパカ打てるものでもない。ゼロに抑えていたら一生負けないから。それを基本にやっていきたい」と守りの野球を重視する方針を掲げている。
ウォーカーの打力は大きな魅力だが、守備位置が左翼に限定され、課題の送球難もクリアされないとあって「外野守備ができないのでは試合では使えない」とチーム内から厳しい声も上がっていた。
ただリーグの垣根を越えて新天地に移籍することで、ウォーカーの長所が最大限に生かされる期待もある。巨人関係者は「残念だけどウチでは打席を与えられない。DHがあるパ・リーグなら今季本塁打王となったポランコ(ロッテ)のようにウォーカーも十分に活躍できる」とも話した。
大砲を放出することで、補強ポイントだった実績ある右腕を2人獲得できた。チームと選手たちにとって「ウィンウィン」のトレードとなるかは、今後の活躍しだいとなる。













