WWE女子王者イヨ・スカイ(紫雷イオ)がまさかの援軍を得て、中東の地で王座防衛を果たした。
サウジアラビア決戦「クラウン・ジュエル」(4日=日本時間5日、リヤド)では、前王者の〝EST〟ビアンカ・ベレアの挑戦を受けた。8月の「サマースラム」のトリプルスレット戦を制して新王者となったビアンカに、MITBの権利を行使。「ダメージCTRL」の盟友ベイリーのアシストもあって、王座を奪っていた。
パワー全開で攻めてくるビアンカに対し、イヨはドラゴンスクリューを放ってからレッグブリーカー、ダブルストンプ、ドロップキックと右ヒザを集中攻撃。前王者は投げっ放しジャーマン、パワーボムの体勢からの顔面砕きと逆襲に出て、白熱の攻防となった。イヨがビアンカの長髪を引っ張った弾みで肩を鉄柱に打ちつけ、ピンチに陥ると、ベイリーがリングサイドに現れてビアンカを引きつけた。
イヨはベイリーに向かって「何で?」と問いかける場面もあったが、場外のビアンカに鮮やかなムーンサルトアタック、スワンダイブ式ミサイルキックも叩き込んだ。ビアンカもスパインバスター、変型フェースバスターを見舞うと、またまたベイリーが介入。怒りの前王者は場外でベイリーをボコボコにするも、王者の突進がベイリーを誤爆してしまう。
ところが…イヨはなぜか動揺の表情を見せない。ベイリーはその後も場外で介入を続けるが、ビアンカの怪力に捕まりアルゼンチン式背骨折りの体勢で担ぎ上げられた。そこにF1レーサーのような、黒地に赤と白のジャンプスーツを着た女性が現れた。何と日本で無期限休業に入ったはずの「KAIRI」こと元WWE女子タッグ王者のカイリ・セインだ。
2020年7月にWWEマットを離脱し帰国。21年12月に退団して以来の復帰となった〝海賊姫〟は、ベイリーの足を引っ張り救出すると、ビアンカにバックブローをくらわせた。さらに場外バリケードの上からボディーアタックを放ち、ビアンカを鉄柱に激突させた。そのままリング横で隠れ、レフェリーの死角に入った。ダメージの大きいビアンカがリングに転がり込んできたところで、イヨが必殺のムーンサルトプレスを発射。ドンピシャのタイミングで決まって3カウントを奪った。
ベルトを守ったイヨはカイリをリングに呼び込むと、大ブーイングを浴びながらビアンカを暴行。カイリはコーナー上段からインセインエルボーをぶち込み、存在を強烈にアピールした。イヨは笑顔で無表情のカイリとハグして勝ち誇った。
一方、場外のベイリーはカイリ復帰を知らなかったのか、戸惑いの表情。日本のスターダムで共闘していたイヨとカイリが再合体したことで、WWEの女子戦線が大きく動き始めた。












