骨のあるヤツ、出てこい! 女子プロレス「スターダム」の〝お騒がせ女〟ことジュリア(29)が、世界の猛女との対戦に意欲を燃やしている。10月28日(日本時間29日)の新日本プロレス米・ラスベガス大会で、自身が保持するSTRONG女子王座のV5に成功。試合後には米AEWに参戦経験のあるトリッシュ・アドラに挑戦を表明された。充実の防衛ロードと思いきや、ハードさで物足りなさを感じているという。

 2度目の米国マットとなるV5戦では、挑戦者・ハイアンの巨体を投げ飛ばし貫禄勝利を収めた。帰国したばかりのジュリアを直撃すると「試合には勝ったけど、カジノで大負けしちゃったよ。プロレスもカジノも人生も余裕持って、力抜いてやらないとだな。改めて勉強になったよ」と豪快に語った。

 今年の目標に海外進出を掲げ、7月に同王座を手にしてから団体を問わず熱戦を繰り広げてきた。「いい選手が世界にたくさんいることを毎回感じる」と対戦相手を認め「世界を見ると、いかに自分が狭い世界にいてちっぽけな存在かを感じる。いろんな場所に行って、見て、空気を吸って、経験を積んでデカくなりたい。アマゾン川のように」と前向きな姿勢を見せた。

 一方で、今回のハイアン戦は大満足とはいかなかったようだ。大会前日の公開記者会見でハイアンから「ハードヒットな激しい試合をしたい」と呼びかけられたが、これまで元ワールド王者の朱里や現王者の中野たむとの死闘を生き抜いたジュリアの想像とは違った。

「今まで歯が折れたり、鼓膜が破けるなんて日常だったからね。そこに関してはワクワクしていたぶん、少し物足りなかったかな」と厳しい表情。「本気でしばき合える骨のある海外の選手と出会えるのが楽しみだよ。私は何されても構わないからさ」と今後、世界に散らばる未知の強豪との対戦に意欲を見せた。

 V5戦後には、次期挑戦者としてトリッシュが名乗りを上げた。「試合がないのにわざわざ会場に来て挑戦表明してきて。ジュリアの存在っていうのが世界中にどんどん広まっていってるのを実感したよね」とニヤリ。「あの飢えた野生の狼のような目が忘れられない。あいつの牙もねじねじヘアも、私が引っこ抜いてやるよ」と宣戦布告した。

 海外でスターダムを外から見つめる機会も増えた。「集客やSNSの反応見てると、お客さんの満足度が低くなってきてるのを感じる。お客さんが満足して帰ってってくれることが一番の目標だから、そのためにいろいろ考えて発言や行動をして来年につないでいきたい」と団体改革にやる気。世界の怪物たちをなぎ倒し、〝お騒がせ女〟がさらにビッグな存在を目指す。