ミスター女子プロレスこと神取忍(58)率いる「LLPW―X」に〝二刀流〟の猛者が現れた。

 先月に新メンバーとして加わったのは、総合格闘技「パンクラス」や「DEEP」で活躍する女子格闘家のNØRI(のり=25)だ。小学1年生から格闘技を始め、2014年にムエタイデビュー。翌年のDEEPマットで総合格闘技デビューを果たした。

 17年4月のプロレス転向後はアイスリボンで活躍したが、試合中の負傷で長期欠場を余儀なくされ戦線離脱。その後、19年に総合格闘家に復帰し、現在はパンクラス女子フライ級で2位に位置する。

 11月21日の井上貴子デビュー35周年記念イベント(東京ドームシティホール)でプロレス再デビューが決まったNØRIは「ケガでプロレスから離れてしまったので、心残りがあって。20歳を超えて、このまま格闘技一本でいくのか悩んでた時に神取さんのユーチューブを見て、直感でここでやろうって決めました」と経緯を説明。所属後は格闘技の練習と並行してLLPW―Xの道場に通い、神取、貴子、藪下めぐみに鍛えられている。

神取(左)が「救世主」と期待するNØRI
神取(左)が「救世主」と期待するNØRI

 アイスリボン時代は、現在はスターダムでSTRONG女子王座とアーティスト王座を保持するジュリア(29)と同期だった。「新人のころのジュリアはすごいオラオラしてるんだけど、それに動きが伴ってなかった。だからスターダムに立ってる動画を見て『こんなに動けるようになったの!』って、びっくりしました」

 しかし、あえてジュリアとは違う道を選んだのは「トップと言われてる団体でやるより、外からオラーって乗り込んで行く方が面白いかなと思って」という神取譲りの負けん気の強さだ。

 くしくも再デビューの大会には、ジュリアも参戦する。「今のジュリアの試合を見るのが楽しみだし、私は今回再デビュー戦で勝って勢いをつけたい。いつかジュリアの持っているベルトにも挑戦したいと思ってます」。さらに隣にいる師匠にも目を向け「いつかはベルトをかけて神取さんと戦いたいと思ってます」と拳を握った。

 神取も「LLPW―Xの救世主」と太鼓判を押すNØRIに注目だ。