新井カープが3連敗で散った。CSファイナルステージまで駒を進めながら20日の阪神戦(甲子園)も2―4で敗れ、終戦を迎えた。
3試合とも1点を先制したが、すべて逆転負け。この日の第3戦は2―2の同点に追いついたものの、そこから勝ち越せず、床田、矢崎ら投手陣が2点を失ってジ・エンドとなった。
それでも、新井監督は「みんな最後の最後まで頑張ってくれた」といつも通り選手をねぎらい「3試合とも(接戦で)いい試合だったと同時にタイガースは強いと思いました。(CSで)若い選手たちにはいい経験になった。今年の開幕と今の時点とチームの力を比べると、全然成長してくれていると思います」と力を込めた。
新井監督がそう手応えを感じた一方、チームの課題が浮き彫りになったことも確かだ。シーズンを通して活躍できる主砲が不在で中軸を固定できなかった。4番候補だったアベレージヒッターのマクブルームは日米のストライクゾーンの違いから不振に陥り、長打力のあるデビッドソンは〝穴〟が大きくて安定せず。西川は故障で離脱し、末包も開幕から夏場までは二軍暮らしだった。
一時は4番を小兵の菊池や上本でまかない、終盤は堂林を14年目で初めて抜てきしたほど。その堂林もファーストステージでは2連勝に貢献したが、ファイナルでは無安打で犠飛による1打点を挙げるのがやっとだった。
第2戦で7番に入れた末包も「持ち味の長打力を出したい」と意気込みながら無安打で第3戦はベンチに逆戻り。その末包を新井監督は試合前に「よう、アーロン・ジャッジ!」とヤンキースの昨季本塁打王の名前で呼んだ。そんなジョークにも「頼れる大砲がほしい」という願いがにじみ出ているようだった。
「チームを預かる者として勝てなかった悔いはある」と本音も漏らした指揮官。その悔いを晴らすには、現役時代の自分に代わる主砲を育てるしかない。












