新日本プロレスの石森太二(40)が、完全復活にかける思いを明かした。5月21日後楽園大会の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」公式戦で、IWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(33)との試合中に頸椎を負傷しレフェリーストップ負け。長期欠場に突入したが、9日の両国大会に電撃登場し、11月4日エディオンアリーナ大阪大会での王座挑戦が決定した。

 負傷当時について石森は「首から来る右肩、右腕のしびれが止まらなくて、何とか試合を続けたかったんだけど、どうしても動かなくて。後から医師に聞いたら脊髄振とうで、脊髄に圧力が加わったときに頸椎や靱帯に響いて麻痺してしまった感じかな」と振り返る。

 幸いにも手術を要するほどの重傷ではなかったため、6月からリハビリ&トレーニングを開始。8月には主治医から復帰のゴーサインをもらい、満を持して王座戦線に殴り込んだ格好だ。

 14日には英ロンドン大会での復帰戦を勝利で飾った。それでも「俺の本当の意味での復帰戦は大阪だと思ってるから。止まってしまった時間が動き出すという意味でね。ヒロムとのシングルじゃないと、俺は復帰できない」と言い切る。不完全燃焼で終わった試合の続きをしないことには、リスタートを切ることができないと考えている。

 長期欠場もレフェリーストップも21年のキャリアで初めて。ショックもあったが、負傷時にヒロムから発せられた「またやりましょうね」という呼びかけに応えるべく、欠場前以上の姿で戻るつもりだ。

「俺はケガは自分の実力不足だと思ってる。試合を続けられなかったのも、俺の実力。でもその言葉があったから、あの日の続きをやらないとって思いにつながったかもしれないしね。それを大阪で見せるよ」と豪語した石森が、ベルトを奪い取ることで約束を果たす。