【取材の裏側 現場ノート】新日本プロレス9日の両国大会で、注目を集めていた「Just 5 Guys(J5G)」の新メンバー「X」として凱旋帰国した上村優也(28)が加入した。

 J5G入りのきっかけとなったのは今年8月、海外武者修行先の米インパクトレスリングにIWGP世界ヘビー級王者SANADAが参戦したことだ。両者は再会して、すぐに意気投合。上村は好きなレスラーにリッキー・スティムボートやショーン・マイケルズの名前を挙げ、テクニカルでクラシカルなレスリングを理想としている。そういった部分でSANADAとは共通する考えも多かったのだろう。

 似ているのは考えだけではない。2018年4月のデビューから、若かりし日のSANADAの姿に似ていると評する声は少なくなかった。「若手のころからよく言われるのが、SANADAさんと棚橋(弘至)さんですね。同じレスラーの方からもファンの方からも言われます」

 そんなSANADAと同じチームに入るに際し、抱いた決意が新たな異名「ヒートストーム」に込められている。赤いコスチュームを身にまとって情熱的なファイトを展開する姿は、かつてのSANADAの異名「コールドスカル」と対極的だ。「自分がトップに立つためには、SANADAさんにない部分を持っていないといけない。だからあえて、コールドスカルの真逆をいこうと思ったんです」と明かす。

 同期の辻陽太をはじめ同世代のレスラーたちはすでにトップ戦線で活躍している。ついに帰ってきた上村は新日本のリングに熱狂を巻き起こす存在となれるか、注目だ。