新日本プロレスの上村優也(28)が「Just 5 Guys(J5G)」加入の真意を明かした。あえて他団体出身者たちによるユニットを選択した上村は、同門のIWGP世界ヘビー級王者・SANADAへの早期挑戦に意欲。同年代で活躍する海野翔太、成田蓮、辻陽太の「令和闘魂三銃士」には特別な対抗心を燃やすことなく〝自然消滅〟を予見した。
上村は9日両国大会で凱旋帰国を果たすと、新メンバー「X」としてJ5Gに新加入。6人タッグ戦でハウス・オブ・トーチャーから勝利を収め鮮烈なインパクトを残した。
武者修行先の米国・インパクトレスリングにSANADAが8月に参戦し、意気投合したのがユニット入りのキッカケだ。J5Gを選んだ理由について上村は「『新しい景色を見せる』と言っているので。チームというか個々の集まりという印象を受けて、やるならここでやりたいと思ってました」と説明した。
メンバーが全員他団体出身者だったのも決断の決め手となった。「タイチさんやDOUKIさんはメキシコ、SANADAさんは米国で活躍してましたし、自分の中ではTAKA(みちのく)さんの存在も大きくて。(米WWEの)レッスルマニアにも出られて、すごい舞台を経験されてる方。新日本プロレス以外を知っているレスラーがいるっていうのがすごく魅力で。あえて生え抜きの選手がいないところを選んだ部分はあります」。ファン時代から新日本一筋だったが、海外を転戦し多様なプロレスに触れることで心境に変化が生まれた。価値観が広がったことで、J5Gという環境に魅力を感じるようになったという。
もちろん同門とはいえ、SANADAが保持するIWGP世界王座は貪欲に狙うつもりだ。「同じチームだから挑戦できないわけではないと思いますし。来年の(1・4東京)ドームでSANADAさんが内藤(哲也)さんに勝った次の挑戦は狙ってます」と豪語した。
すでに同期の辻は、凱旋帰国初戦の6月大阪城大会でIWGP世界王座に挑戦。海野、成田とともに「令和闘魂三銃士」と呼ばれている。それでも上村は「あれで辻選手が(王者に)なっていたらジェラシーはあったかもしれないですけど。先を越された、とかは全然ないです。後れを取っているとも思わないし、令和闘魂三銃士に特別に関心があるとかではないです」と泰然自若だ。
「令和闘魂三銃士の話を初めて見た時『どうせすぐなくなるだろうな』って。自分が彼らを倒して上に行けば、その呼称も自然となくなっていると思いますし。全員意識しているので、見てるのはそこだけじゃないです」。今年の新日本マットは、新世代戦士の台頭で活気づいた。上村は真打ち登場とばかりに、一気に勢力図を塗り替えることができるのか――。











