完敗で崖っぷちに立たされた。ソフトバンクは14日、ロッテとのCSファーストステージ第1戦(ZOZOマリン)に2―8で敗れた。

 先発スチュワートが初回に2本のアーチを浴びる立ち上がり。3回に3四球で満塁のピンチを招き、降板となった。三森の痛恨のエラーで2点を追加され、序盤で4点を追いかける苦しい展開となった。

 6回には柳田が2ランを放って一時は2点差に詰め寄ったが、直後にリリーフ陣が踏ん張れず3失点し、再びリードを広げられた。終わってみれば大差での敗戦。藤本監督は「明日、負けたら終わり。切り替えていくしかない」と声を振り絞った。

 ここまで誤算続きのシーズンだった。異次元の大補強を敢行してV奪回を目指しながら、7月に12連敗を喫して首位から滑落。オリックスに大独走でのリーグ3連覇を決められた。

 シーズン終盤のCS争いでも2位フィニッシュに王手をかけながら勝ち切れず、ロッテにまくられて3位で決着した。

 それでも経験豊富な選手が多いだけにCSでの底力発揮に期待がかかったが、いきなり背水となってしまった。もちろん、まだ下克上での日本一の可能性は残されてはいるが…。

 宿敵・オリックスに黄金期到来を許してしまった直近3シーズンは4位、2位、3位。かつての常勝軍団が低迷している。世代交代の過渡期を迎えながら、若手の伸び悩みも目立つ。

 チーム内にも危機感を募らせて「このままでは来季以降も厳しいシーズンが続いてしまうかもしれない。もう強かった時とは違う。何が悪かったのか見直しをして、変えていくべきところは変えていくしかないのではないか」(球団関係者)と、球団を通しての抜本的な改革の必要性を唱える声も出ている。

 チームが一~四軍の大所帯となっている中で、秋季キャンプを投手・筑後、野手・宮崎と縦割りにするなど、常勝に回帰するための挑戦も始まりつつある。再び黄金期を迎えるためにも今オフは変革期となるか――。