完全アウェーは覚悟している。ソフトバンクは14日からクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージに臨む。レギュラーシーズンわずか1毛差で2位を譲ったロッテとの3試合制。3位からの下克上日本一を目指した雪辱戦が始まる。
チームは12日に本拠地ペイペイドームでの全体練習を行った後、決戦の地・千葉に移動した。CS〝第一関門〟突破へチームの集中力は高まっている。移動前に取材に応じた近藤健介外野手(30)は「勝つために自分のできることを準備して臨みたい。結果に左右されず、まずは一打席一打席、一球一球を大事にしたい」と決意表明。FA移籍1年目の今季は全試合に出場して本塁打と打点の2冠に加え、最高出塁率のタイトルを獲得したが、最大目標に掲げていたリーグ優勝を逃した。悔しさを胸に下克上日本一に目標を切り替えて再始動。日本ハム時代のCS出場経験も生かし「いい意味で緊張したり、入り込みすぎたりするので、そこは冷静な自分と対話じゃないけど、客観的に見られる自分も必要。そこは大事にしていきたい」とイメージを膨らませた。
敵地ZOZOマリンスタジアムでのポストシーズン。熱狂的ロッテファンがつくり出す完全アウェーの空気感は、選手たちが一番知っている。周東佑京内野手(27)は以前から「ロッテのマリンとなると応援もすごいんで、初回にどれだけ点を取って優位に進められるかってところが大事」と独特の空気感を警戒。近藤もこの日、悩ましい海風を含めた外的要因の多い敵地での大一番に「一つのプレーが命取りになると思うので、みんなでカバーしながらやっていきたい」と緊張感をにじませた。
ロッテの今季ホームでの勝率6割はパ・リーグ最高。〝魔物〟が潜む――。鷹ナインが全力で逆境をはね返す。












