広島の新井貴浩監督(46)が13日、マツダスタジアム内で行われた「2023 JERA クライマックスシリーズ セ」の共同会見に出席し、CSでのキーマンに今季自己最多11本塁打の末包昇大外野手(27)を指名した。

 指揮官は「普通にレギュラークラスの選手は自分の役割は果たしてくれると思う」と話した後に「あえて言うと」と前置きした上で「末包選手ですね。彼は『つかんだ』と言っていたので、CSでも期待したい」と含み笑いで〝用意していた答え〟のように言った。

 直前には会見にリモートで出席した阪神・近本も意識する選手として社会人大阪ガスの後輩でもある末包について「今年はいい本塁打を打っているので、短期決戦でも勝負強いバッティングを見られると思う。複雑な気持ちで(守備位置の)センターから見ている」と持ち上げていた。

 新井監督の〝末包イジリ〟はお約束でもあり、プロ初の2打席連発を記録した9月23日の巨人戦では「末包さん、本人もちょっと前に『つかんだ』と言ってましたし、成長しているなと実感しますね」と笑いながら話し、同30日の阪神戦で決勝の11号ソロを放った際も「もう少しベースを速めに回ってほしい」と注文をつけて笑いにしてきた。果たして初出場の大舞台で、末包は指揮官の期待に応えられるか――。