躍進の裏にあったものは――。14日から始まるCSファーストステージで、広島の〝開幕投手〟を任されたのが床田寛樹投手(28)だ。
プロ7年目で自己最多の11勝(7敗)を挙げ、防御率2・19はリーグ3位の好成績。自身初となるCS出場に向けて心境は「楽しみ半分、不安半分」だといい「いけるんじゃないかなと思いつつも、最後(の試合で)打たれて終わってるのでちょっと大丈夫なのかなというのもあるので」と素直な思いを吐露した。
そんな床田を支えた一つが〝トライ&エラー〟の精神だ。シーズンの最終盤でチームメートの森下から聞いたチェンジアップを取り入れ、7日の練習試合では「(シーズン)最後のほうはつくっていなかった」という未完成だった〝緩めのスライダー〟を新たに追加した。
いずれも今季の終盤から最近にかけて自身の武器にしたものだ。当然リスクはある。床田自身も実戦で使って打たれる可能性も考えたという。さらに、それに伴う怖さも「あった」と認める。それでも使うことにしたのには理由がある。
「後半に結構打たれ出してきたので。普通にいつも通りやっていたら多分(今後も)打たれるだろうと思ったので、何かを変えて(いかないと)と思った」。8月17日に勝利して以降、4試合連続で勝ち星がつかずに決断したのだという。
とりわけ、新球種の緩めのスライダーは練習試合の開始前に行ったキャッチボールで「これやってみようかな」と思い立ったものだった。失敗や変化を恐れず、これからも進化を続けていく。












