ラグビーW杯フランス大会1次リーグ、D組の決勝トーナメント進出をかけた日本対アルゼンチン戦は8日、同国西部の港町ナントで行われる。会場のスタッド・ド・ラ・ボジョワールはサッカー1部リーグ、FCナントのホーム。1998年にはサッカーW杯初出場の日本代表がクロアチアに敗れている。
ナント決戦に、SNSでは「98年にクロアチア戦を見た場所」「懐かしい」「サッカーの借りをラグビーで返そう」といった振り返りの投稿が少なくない。
今大会は開幕戦と決勝などの開催地スタッド・ド・フランス(パリ近郊サンドニ)など、サッカーの98年W杯フランス大会の会場だったり、同国サッカークラブのホームスタジアムが多く使われている。スタッド・ド・ラ・ボジョワールもその1つ。98年は岡田武史監督率いる日本がクロアチアの主砲シュケルの1発に沈み、0―1の惜敗を喫した。
その「借り」をラグビーで、というわけだが、ラグビーの日本代表は今大会初戦、スタジアム・ド・トゥールーズでチリに大勝。やはり98年のW杯で岡田ジャパンが初戦でアルゼンチンに敗れた会場で、今回その「借り」を返した格好になっている。ナントでも勝てばラグビーがサッカーでの悔しさを「倍返し」にもなる。
スタッド・ド・ラ・ボジョワールは元日本代表監督バヒド・ハリルホジッチ氏のホームでもあった。84年5月に開場。ハリル氏は81―82年シーズンから85―86年シーズンまでナントでプレーし、最終年が同スタジアムと重なる。84―85年には28ゴールでフランスリーグ2度目の得点王に。2018年のW杯ロシア大会直前に日本代表監督を解任された後は、18―19年にナントに監督として復帰しており、縁が深い。
アルゼンチンに勝てば無条件で8強入りが決まるナントの戦い。スタジアムにはサッカーも含めた「フットボール」の歴史が埋まっている。












