レッドソックスは1日(日本時間2日)、球団OBでナックルボールを武器に通算200勝を挙げ、ヤンキースなどでプレーした松井秀喜氏も苦手としていたことでも知られるティム・ウェークフィールドさんが死去したと発表した。57歳だった。

 球団は公式「X」(旧ツイッター)で「ティム・ウェークフィールドを失い、私たちの心は張り裂けています。ウェークは真の善性を体現しました。献身的な夫であり、父親であり、チームメートであり、愛される放送者であり、究極のコミュニティーリーダーです。彼は試合とレッドソックス全体に多大な貢献をしました」と哀悼の意を表した。

 レッドソックスで2007から11年までチームメートだった松坂大輔氏もXで「ウェイク、ゆっくり休んでね… メジャー1年目、積極的に声を掛けてもらい、キャッチボールの相手をしてもらい、ナックルボールまで見せてもらい嬉しかったです。ありがとうございました」と、お世話になった先輩投手の死を悼んだ。

 ウェークフィールドさんは1988年のドラフトで8巡目(全体200位)指名されたパイレーツに野手として入団するも90年に投手転向。92年にメジャーデビューを果たし、95年のレッドソックス移籍から才能を開花させて04年と07年のワールドシリーズ制覇に貢献した。98年と07年に自己最多の17勝を挙げるなど、通算11度の2桁勝利をマークした。

 闘病生活を送っていたウェークフィールドさんを巡っては、先月末に元同僚のカート・シリング氏が自身のポッドキャストで家族の許可なく脳にがんを患っていると明かし、球団が「情報が流出したことは遺憾」と怒りの声明を発表するなど騒動に発展していた。