ソフトバンクが29日の西武戦(ペイペイ)に1―0で快勝した。先発・有原が8回2安打無失点の好投で10勝目。近藤が25号ソロを放ち試合を決めた。これで貯金1となり3位・楽天とのゲーム差を1に広げ、2位でのCS進出に前進した。

 今季は戦力的に充実して優勝候補筆頭に挙げられながら、オリックスに大独走でリーグ3連覇を許す悔しいシーズンだった。巻き返しに必要なものは何なのか。選手会長の今宮健太内野手(32)は、昨季までのチームの偉大な先輩で、前日28日に引退会見を行った巨人・松田宣浩内野手(40)に強いリスペクトの意を打ち明けた。

「正直、声の出し方だったりはマネできるものではないが、どんな時でも明るくチームを鼓舞してくれて、僕らが若い時は本当にその支えがあったからこそ頑張れた。そこはマネをして若い選手がやりやすい状況を作っていくのが(年齢が)上の選手かなと思う。サポートしてやっていければ、チームも上に行けるのかなと思う」と〝熱男イズム継承〟の重要性を口にした。

 松田は自らも川崎宗則(現・独立リーグBC栃木)ら先輩から引き継いだチームの伝統として「若い選手が声を出してベテランが偉そうにしている時代ではない。若い選手は結果を出すのに必死ですから。ベテランが声を出して若手に好きにプレーしてもらう。僕らがやることで若手もどうすればいいか分かる」とのスタンスを貫いてきた。「松田と同じように」は簡単なことではないが、意識して若手がノビノビとプレーできるムードづくりをしていければというわけだ。

 現在は若手の伸び悩みも指摘されている。再び常勝の好循環に戻ることができるか。