巨人が25日の3位・DeNA戦(横浜)に0―1で零封負けを喫し、自力でCSに進出できる可能性が消滅した。チーム打率2割5分3厘、163本塁打はいずれも12球団トップの成績。リーグ上位に食い込んでも不思議ではないが、現実は4位に低迷している。零封負けも今季14度目で昨季の8度よりも悪化。すでに3年連続のV逸が決まっているチーム内から指摘された改善点は――。
スコアボードにむなしく「0」だけを並べた。今季初対戦となった相手先発・大貫の前に打線が空回り。7回途中までわずか3安打、11三振を喫した。代わった救援陣も打ち崩せず、2人の代走を送った7回のチャンスも生かせなかった。
原辰徳監督(65)は「完封されているわけだからね。(計)4安打?」と報道陣に確認すると「やっぱり1点を取らないと。取りにいかないとね」と顔を上げた。
これで自力でのCS進出の道が閉ざされ、最短で27日にも2年連続の4位が確定する。チーム打率、本塁打数とも好成績をマークしながら勝率は5割。勝利に結びつけられない理由について、球団関係者は「見かけ上の数字がいくら良くても、僅差ではない場面で稼いだだけ。0―1で負けるのは今季5試合目。チャンスで打てないのは昨季と何も変わっていない」と厳しく分析した。
この日も4イニングで得点圏を迎えたが、あと1本が出ず。チームの得点圏打率は借金4で4位に終わった昨季の2割4分4厘に対して、今季もこの日までで2割4分5厘とほぼ横ばいだ。
昨季は岡本和、丸、ウォーカー、ポランコ、中田翔の「20発クインテット」が誕生したが、チームはBクラス。その反省から得点圏打率の向上を目指して開幕を迎えたが、結果にはつながらなかった。「この数字が変わらなければ、チーム成績は上がらない」と前出の関係者は警鐘を鳴らす。
もちろん首脳陣も得点力アップに向けて日々、試行錯誤を繰り返してきた。コーチの一人が「1、2番を足を使える選手で固定して、とにかく出塁率を上げる。阪神のように1、2番が粘って四球を選ぶことで相手先発の攻略につながる」と苦悩をにじませたこともあった。
いったい、何をどうすれば良かったのか…。相手もプロだけにそう簡単に〝正解〟を見つけられないかもしれない。選手個々が自身の能力をさらに向上させる必要もあるだろう。ただ、昨季からの課題が大きく改善されなかった事実は重く横たわっている。












