竜の助っ人が球団初の記録を打ち立てた。中日のダヤン・ビシエド内野手(34)が来日8年目にしてNPB通算1000安打を達成した。

 24日の阪神戦(バンテリン)に「4番・一塁」で先発出場。9回一死走者なしの第4打席で相手先発の才木の初球、134キロフォークを引っ張り、三塁を強襲する内野安打となった。一塁ベースに到達すると、ヘルメットを脱いで頭上に記念パネルを掲げ、ファンからの声援に一礼して笑顔で応えた。

 チームは延長12回の末、0―0のドローに終わった。初回の第1打席は空振り三振、4回の第2打席は遊ゴロに倒れた。7回は三塁線へ強烈な打球を放ち、三塁・佐藤輝に好捕されたが、悪送球で失策を誘っていた。

 球団では外国人初の大台に到達したビシエドは「試合には勝てなかったけど、本当にうれしい。日本に来て長くやらせてもらってこういう記録が達成できたことは満足している。思うようにいかないシーズンだが、自分にとって1000安打は特別なもの。神様のおかげ」としみじみと語った。

 今後は記録をどこまで伸ばしたいかについては「そういうことはあまり考え過ぎず、毎日の積み重ね。一生懸命やって結果が出るようにしっかり練習する。結果はあとから付いてくる。もっともっといいことがこれから起こるようにしたい」と冷静に話した。

 キューバ出身のビシエドはメジャー球団を経て、2016年に来日。初安打は16年3月25日の阪神戦(京セラ)でメッセンジャーからマークした。18年には打率3割4分8厘で首位打者、178安打で最多安打のタイトルを獲得し、ベストナインも受賞するなど、これまで竜の主軸を担ってきた。