新日本プロレスのG1クライマックス覇者・内藤哲也(41)が、来年1月4日東京ドーム大会のIWGP世界ヘビー級王座(現王者はSANADA)挑戦権確定のタイミングに不信感をあらわにした。昨年で挑戦権利証システムが事実上廃止されたにもかかわらず、挑戦時期に関する団体からのアナウンスは遅延。優勝から1か月後にようやく発表されたが、あまりの間の悪さに怒りを見せた。
近年のG1覇者に与えられてきたIWGP世界挑戦権利証の廃止により、昨年度覇者のオカダ・カズチカは恒例の争奪戦を行うことなくドームのメイン進出が決定。ところが今年の内藤に関しては、優勝一夜明け会見(8月14日)後も何のアナウンスもないままシリーズに突入した。
この不透明な状況をよしとしなかった内藤は〝権利証〟を自作。24日神戸大会でのジェフ・コブ戦に挑戦権をかける決意を明かしていたのだが…。なんと両国国技館大会(10月9日)のABEMA独占無料生中継決定を受けた19日の会見で、内藤が来年の1・4でIWGP世界王座に挑戦することがシレッと正式発表された。
何とも中途半端なタイミングでの決定に、内藤は不満を隠せない。20日山口大会の試合後には「新日本プロレスには心底ガッカリしたよ。東京ドームのメインイベントに戻れるのはうれしい。でもこれって、優勝会見の時、もしくはジェフ・コブ戦の後じゃダメだったの?」と断罪した。
内藤自身はリスクを背負う覚悟を見せていたものの、団体の正式発表によって仮にコブが神戸決戦に勝っても挑戦権は移動しない。「こんな何のリスクもないシングルマッチ…ケガをしたりダメージが残るくらいだったら、最初から頑張らないでアッサリ負けてしまったほうが得ってことだよね? 俺のこと、神戸大会を楽しみにしてくれているお客さま、そして何よりジェフ・コブのことをバカにし過ぎじゃない?」。設定した試合のテーマを台無しにされたことに怒りをにじませた。
これだけでは言い足りなかったのか、本紙記者のスマホには内藤から着信が…。「東京ドームって、新日本プロレスにとって最も大事な大会なんじゃないんですか? そのメインイベントに関する発表が、両国大会のABEMA独占無料生中継の〝ついで〟ですか?」と、こちらに言われてもどうにもならないくだを巻きつつ「俺の意思は変わらない。もし負けるようなことがあれば、挑戦は辞退してコブに譲りますよ。負けられないリスクを背負って戦わないと、神戸での試合に意味が見いだせないからね」と明言した。
そもそも自作の権利証も非公認だったのだから状況に変わりはない。当の本人が挑戦権を他の誰かに譲ると言うならば、団体の決定も意味をなさない。制御不能男は我が道を突き進み、そして東京ドームのメインイベントにたどり着く。












