V逸という一つの節目を迎えた。パ3位のソフトバンクは18日の日本ハム戦(エスコン)に3―1で競り勝ち、連敗を3でストップ。2位・ロッテとのゲーム差は2のままだが、4位・楽天とのゲーム差を再び2・5に広げた。ただこの日、首位のオリックスが勝利を収めたため今季優勝の可能性が完全に消滅した。
体調不良による離脱者続出で戦力ダウンを強いられる中、接戦をものにした。試合は1―1の8回に柳町が殊勲の適時三塁打を放って勝ち越し。さらに野村大のスクイズで加点して逃げ切った。
14試合を残してのV逸が決まった。藤本監督は試合後「10ゲーム以上離れている。CS頑張ります」と現実を直視。オリックスの首位独走を許した事実は重く、敗因検証はシーズン後に徹底されるはずだ。そこには複合的原因がいくつもあるとみられるが、その1つを想起させるシーンがこの試合にはあった。
6回二死三塁、試合途中で二軍から急きょ合流した代打のアルフレド・デスパイネ外野手(37)が右飛に倒れ、31打席連続無安打。6月に再入団したものの全く機能していない。
端的に言えば柳田、近藤の後を打つ「5番」が得点力の鍵を握る。そこに外国人野手補強の核心がある。新規で獲得したアストゥディーヨ、ホーキンスも戦力化に遠く及ばなかった。昨オフに自由契約としたデスパイネの再獲得という「禁断の果実」も状況好転には至らなかった。5番打者の今季打率はここまで2割1分1厘。補強ポイントが埋まらなかった〝厳し過ぎる現実〟だ。
もちろんV逸の要因は1つではなく、さまざまな要因が絡み合っている。だがCS進出も含めたリベンジのチャンスはまだ残されているだけに、栄光を取り戻す戦いは今後も続いていく。












