好事魔多しということか。広島・田村俊介外野手(20)が17日の中日戦(バンテリン)で左手小指を負傷し、無念の途中交代となった。2回の第1打席で右翼線への二塁打を放って12日の再昇格から6試合連続安打と猛アピールをしていたが、9回の第4打席で内角高めをよけきれず左手小指に直撃(判定はスイング)。倒れ込んで苦悶の表情を浮かべ、ベンチに退いた。

 試合後は病院に直行した。球団トレーナーによれば、ボールとバットに挟まったようで、患部にはクッキリとボールのあとがあったという。新井監督も「ちょっと心配ですね」と気が気ではない様子だ。

 広島の外野陣は西川が右脇腹痛で11日に離脱し、左太もも裏の張りを訴えていた野間も17日に出場選手登録を抹消された。高卒2年目の田村は一軍昇格した12日のヤクルト戦でプロ初安打をマークするなど18打数8安打、打率4割4分4厘と大暴れしていただけに検査結果は気になるところだ。