WWEは今週のスマックダウン(ケンタッキー州レキシントン)で、23日に死去したWWE殿堂者で〝テキサスの荒馬〟ことテリー・ファンクさん(享年79)と、24日に36歳で急死した元WWE王者のブレイ・ワイアットさん(本名ウィンダム・ロタンダ)の追悼セレモニーを開催した。

 オープニングではテリーさんとワイアットさんの写真が大きく映し出されたステージに、WWEスーパースターたちが並んだ。CCO(最高コンテンツ責任者)の〝ザ・ゲーム〟トリプルHを中心に、〝アメリカン・ナイトメア〟コーディ・ローデス、ワイアットさんとユニット「ワイアット・ファミリー」を組んだエリック・ローワンとブラウン・ストローマン、ワイアットさん最後の抗争相手となったLAナイト、「ダメージCTRL」のWWE女子王者イヨ・スカイ、ベイリー、ダコタ・カイらが沈痛な表情で出席した。

 実況のマイケル・コール氏が「我々は彼らのレガシーをたたえ、彼らの人生を祝う。その情熱、創造性、そして精神で私たちすべてに感動を与えた、2人の素晴らしい男の人生を」とスピーチし、黙とうと追悼の10カウントがささげられた。

テリーさんを追むスピーチを行ったコーディ(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
テリーさんを追むスピーチを行ったコーディ(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

 父親の〝アメリカン・ドリーム〟ダスティ・ローデスがテリーさんとライバルだったコーディは、リング上でスピーチし、11歳の時の思い出を披露した。旅行で父ダスティさんと空港にいると、父を「見下げはてた犬ヤロー!」などと汚い言葉で侮辱してきた男がいた。その男はコーディの祖母にも同じ言葉を投げかけたという。

 コーディによると「俺はその男を見た。ダブルクロス牧場の経営者、テリー・ファンクだった」。父ダスティさんと激しい抗争を展開していたテリーさんは、何と旅先の空港でも挑発してきたという。〝テキサスの荒馬〟らしいエピソードに、観衆からは一斉に「テリー! テリー!」のチャントが上がった。

 さらにコーディは「テリー・ファンクは50年間、プロレス界、スポーツ界、エンターテインメント界で不動の地位を築いてきた。そして50年間、テリー・ファンクは常に変化し続けてきた」などと功績を紹介。テリーさんの足跡を追ったVTRが流れると「テリー・ファンクは情熱的で、テキサスから東京までハードコアだった」と、父のライバルの偉業をたたえた。