世界最大のプロレス団体「WWE」(米国)は24日(日本時間25日)、所属レスラーで元WWE王者のブレイ・ワイアットさん(本名ウィンダム・ローレンス・ロタンダ)が急死したと発表した。36歳だった。

 同団体でCCO(最高コンテンツ責任者)を務める〝ザ・ゲーム〟トリプルHは、自身の「X」(旧ツイッター)に父親のマイク・ロトンド氏から電話があったとした上で、「我々WWEで終生家族の一員のウィンダム・ロタンダ(ブレイ・ワイアット)が、今日突然に亡くなったという悲劇的なニュースを知らされた。私たちの思いは彼のご家族とともにあり、現時点ではみなさまにプライバシーを尊重していただくようにお願いいたします」と投稿。WWEも公式ホームページで24日に亡くなったと伝え、弔意を表した。

 ワイアットさんはプロレス一家の出身で、元WWF(WWE)世界タッグ王者で全日本プロレスでも活躍したロトンド氏を父に持つ。WWE殿堂者バリー・ウィンダムの甥で、祖父もWWE殿堂者ブラックジャック・マリガンの3世レスラー。弟のボー・ダラスもプロレスラーで、WWEに所属している。

 2009年にWWEと契約し、NXTで「ワイアット・ファミリー」を結成して活躍。13年にメインロースターに昇格すると、17年には最高峰のWWE王座を獲得した。その後は〝ザ・フィーンド(悪魔)〟に変身するなど、不気味なキャラクターで存在感を示した。ジョン・シナ、ランディ・オートン、ジ・アンダーテイカーらトップスターと抗争を展開した。

 ユニバーサル王座も2度獲得するが、21年7月に退団し、昨年10月に復帰を果たしたばかりだった。だが、今年1月の「ロイヤルランブル」でLAナイトとのシングル戦に出場した後は欠場を続け、米プロレスメディアでは「キャリアと生命を脅かす病気で欠場中」と報じられていた。

 仲間の突然の悲報に、WWEスーパースターもSNSで追悼した。WWE女子王者のイヨ・スカイ(紫雷イオ)は「とても悲しい。ブレイ・ワイアット選手のご遺族の皆さまにお悔み申し上げます」と投稿。リング上ではワイアットさんとコンビを組んでいたアレクサ・ブリスは「ただショックを受けている。非常に心が傷つき、言葉を失いました」などと記した。

「ザ・ロック」ことハリウッドのスーパースター、ドウェイン・ジョンソンも「ブレイ・ワイアットの訃報に心を痛めている。彼とロタンダ家に対しては常に多大な敬意と愛を抱いていた」などと、同じレスリング一家出身者として弔意を示した。ロック様は「昨日はテリー・ファンク、そして今日はブレイというGOATを失ったことをまだ処理できない。胸が張り裂けそうな時だ」とも記し、〝テキサスの荒馬〟テリー・ファンクさんに続く訃報に心を痛めていた。