世界王者をぶっ壊す! WWEの〝キング・オブ・ストロングスタイル〟中邑真輔(43)が、PLE「ペイバック」(9月2日=日本時間3日、ペンシルベニア州ピッツバーグ)で挑戦する世界ヘビー級王者セス・ロリンズ(37)の〝秘密〟を暴露した。

 2週前のロウでロリンズを襲撃した中邑は、前回ロウで同王座挑戦を表明。王者も受諾したが、中邑はロリンズの耳元で何ごとかをささやき、王者を硬直させていた。一体、何を話したのか? 今週のロウ(カナダ・ケベックシティー)にビデオで登場した中邑が、その中身を明らかにした。

 日本語で「知りたいって? 俺が何をセス・ロリンズにささやいたか。みんな聞いてくる。何をささやいたか、あいつの不安をかき立てるために。セス・ロリンズはすべてを手に入れたように振る舞う男。成功、カリスマ、そしてチャンピオン。でも、俺にはわかる。俺にはわかる、あいつの弱点も」と言い、英語で「俺はセスにささやいた。『背中のことは知っている』とな」。

 どういうことのなのか? 中邑は日本語で説明する。「あいつの背中はずーっと前に壊れている。あいつは痛みの中で生きてる。その痛みが埋めることのできないむなしさを生む。どんなに成功しても痛む。妻(ベッキー・リンチ)を抱きしめても痛む。子供を抱きしめても痛みを感じる。世界チャンピオンだろうが、あいつは痛みに満たされてるんだ」

中邑(右)がロリンズの耳元でささやくシーン(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
中邑(右)がロリンズの耳元でささやくシーン(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

 王者ロリンズは背中を負傷しており、現在も痛みを抱えたままで、私生活にも影響を及ぼしているという。その上で「そして今、あいつが最も恐れることが現実になる。俺にはそれができる。それをあいつは知ってる。セスと俺にそんなに違いはないかな…。俺だってむなしさの中で生きてるし。ただある種、俺たちはおきてに従って生きてる。実際、そのおきてはあいつの背中に書いてある。ただ、その崇高なおきてに従って生きてないことを、あのぶっ壊れた背中は物語ってる。あいつはそのおきてに、むしばまれてんだよ」と断言。

 続けて「だとしても、お前はそれに値しない。お前はお前の虚栄心の重荷に押しつぶされそうだ。満足か? セス。それに価値はあったか? 俺はお前のその重荷、取ってやるまで満足できねえ…だから、ぶっ壊してやる!」と王者を挑発した。

 まるで〝ザ・ゲーム〟トリプルHをほうふつとさせる心理戦だ。一方の王者はバックステージのインタビューで、中邑の指摘を事実と認めた。腰椎を2箇所骨折しており、負傷は4年以上も治らないままで、現状では悪化しているという。今後の競技人生を左右しかねない〝秘密〟を暴露されたことには「俺のケガを狙うのも、心理戦を仕掛けるのも仕事の一部だ」と理解を示したが、家族に言及したことには激怒。次回、ロウのリングで対峙することを要求した。

 もはや手段は選ばない。〝キング・オブ・ストロングスタイル〟は、なりふり構わず世界王座を奪い取る覚悟だ。