元WWE王者のブレイ・ワイアットさん(本名ウィンダム・ローレンス・ロタンダ)が、24日に36歳で死去した。前日の〝テキサスの荒馬〟テリー・ファンクさん(享年79)に続く訃報に、マット界が深い悲しみに包まれている。
祖父がブラックジャック・マリガン、父がマイク・ロトンドで3世レスラーのワイアットさんは、WWEでは不気味なキャラクターで活躍。アンコ型の体形と異状に長いヒゲが特徴の〝教祖〟となり、2020年12月に亡くなったルーク・ハーパーさん、エリック・ローワンとの怪奇派ユニット「ワイアット・ファミリー」で暴れまわった。19年には「ザ・フィーンド(悪魔)」に変身。口の裂けた奇怪な仮面をかぶり、カルト的な人気を博した。
そんなワイアットさんが大ファンと公言していたのが、同じWWE所属の〝キング・オブ・ストロングスタイル〟中邑真輔だ。16年1月に新日本プロレスを退団した中邑は同年2月にWWEと正式契約を結んだが、その際にも「あいつは俺の所作をパクりまくっている」と挑発しており、ワイアットさんとの対戦に意欲満々だった。
同年6月の日本公演では中邑VSワイアットの2連戦が予定されていたが、直前にワイアットさんが欠場となり、試合は中止となった。因縁深いワイアットさんの訃報に、中邑は自身のX(旧ツイッター)に「Rest in pease Windhаm(ウィンダム、安らかに眠れ)。合掌」と投稿して追悼した。
ワイアットさんはどんな人だったのか。リング上のパートナーだったアレクサ・ブリスは、Xで「私に言えるのは、ウィンダムという人間がいかに素晴らしいかということ。素晴らしく優しい友人。これまでこの地球上を歩いた中で、最も創造的な心の持ち主の一人」と紹介。その人間性を激賞している。
実際にコロナ禍前の取材で、あるWWEスーパースターはワイアットさんの素顔について「人懐こくて、話好き。すぐに話してかけてきてくれて、ずっとおしゃべりしている感じ」と明かしていた。〝悪魔〟の仮面に隠された素顔はフレンドリーな性格で、誰からも好かれていたという。
そうしたワイアットさんの人柄は、WWEユニバース(ファン)に伝わっていたのだろう。SNS上では〝悪魔〟の早すぎる死をいたみ、悲しみの声であふれている。












