WWE女子王者イヨ・スカイ(紫雷イオ)が、難敵相手に王座防衛を果たした。

 5日のWWE真夏の祭典「サマースラム」でMITBの挑戦権を行使し、シングル最高峰王座を奪取。今週のスマックダウン(ケンタッキー州レキシントン)では防衛戦が組まれたが、挑戦者の「LWO」ゼリーナ・ベガにはシングル戦2連敗中で、ベルトを奪取した「サマースラム」直前の一騎打ちでも3カウントを奪われていた。

ド派手に登場するイヨ・スカイ(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
ド派手に登場するイヨ・スカイ(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

 試合前にもバックステージで2連敗について質問を受けたが、悪のユニット「ダメージCTRL」のリーダー、ベイリーが「うちらはイヨの時代にいるんだ。だからバカどもはシートベルトを締めて楽しめよ」とほえて気勢を上げた。

 仲間のベイリー、ダコタ・カイを従えたイヨがコールされると、観衆は大ブーイング。王者になってからは卑劣な襲撃を繰り返しており、試合が始まってもバック転連発でゼリーナを挑発した。続けて強烈なストンピングを打ち込み、コーナーに上がったゼリーナをデッドリードライブで叩きつけた。さらにフェースロックで締め上げる。

 ゼリーナにはラリアート、変型DDTからメテオラ(ダイビングダブルニーアタック)で反撃されたが、3カウントは許さない。ゼリーナのコーナーアタックをかわしてコーナーポストに激突させると、スワンダイブ式のミサイルキックだ。2発目の変型DDTをくらうも、王者には珍しいシットダウン式パワーボムを見舞った。

ゼリーナ(下)に月面水爆を決めるイヨ(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
ゼリーナ(下)に月面水爆を決めるイヨ(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

 それでもゼリーナはコーナーに上がったイヨを転落させて、コードレッド(回転式パワーボム)。イヨは場外に落ちるも、巧みに体を入れ替えてゼリーナを鉄階段に叩きつけた。ゼリーナをリングに戻すと、ダブルニーアタックを決めて「アーッ!」と雄たけびを上げた。最後はもちろんコーナー上段からの必殺ムーンサルトプレスで圧殺し、タイトル防衛に成功した。

 セコンドに就いたベイリー&ダコタのアシストを受けず、見事に完勝。イヨは自身のSNSにベイリー、ダコタとの3ショットとともに「私たちのタイトルを守った」と投稿。この日のスマックダウンは、直前に死去したテリー・ファンクさん(享年79)とブレイ・ワイアットさん(享年36)の追悼大会だったが、天国のレジェンドたちにも「イヨ時代到来」を示した。