前評判通りの大荒れデビューとなってしまった。ソフトバンクの新助っ人、ダーウィンゾン・ヘルナンデス投手(26=オリオールズ傘下3A)が、23日のロッテ戦(ZOZOマリン)で来日初登板。1イニングを持たずに3安打2四死球2失点で降板となった。
モイネロの左ヒジ手術にともなう緊急補強で入団した。エンゼルス・大谷翔平から4度の対戦で4三振を奪った金看板を持つ最速159キロの左の豪腕投手だ。ただ、その一方で制球難で知られ、米球界でも登板イニング数とほぼ同等の四死球を与えていた。チーム内でも「球は本当に強いようだが、あとは日本のマウンドでどう出るか」と完全に〝未知数〟な存在とされていた。
この日は6点リードの9回にマウンドに上がった。しかし、いきなり3ボールとなり、1球ストライクを取ってからの5球目をポランコに右翼席に運ばれた。続く山口は1球も振らずに、5球目で見逃し三振を奪ったが…。岡に対しては内角への変化球で転倒させるなど荒れて四球で歩かせると、石川慎は中飛で打ち取ったが、ブロッソーに死球。さらに茶谷、藤原に連打を浴びた。一発で同点となる満塁のピンチを招いたところで5番手・甲斐野と交代となった。
今後に向けて悩ましい登板となった。そもそも首脳陣からしても「三振は取れるけど四球が多いというのは最初から情報として入っている。荒れるのは初めから分かっていること」でもある。緊急補強枠で残り試合も限られているとはいえ、左のリリーフが少ない中で、力のある直球がハマっていってくれればとの〝期待込み〟が前提でもある。
斎藤学投手コーチは「投げてみないと分からないというか、投げさせておかないと使うところも限られてくる。今日は絶好の機会かなと思って見たんですけどね。結果は結果と踏まえて次の起用法など、どうするか考えます。今日いい悪いとかの判断はしてないです」などと話した。
ストライクゾーンに決まり出せば、相手打者にとっても嫌なタイプとも言えそうだが、救世主への変貌を遂げてくれるか――。












