全日本プロレスのシングル最強を決める「王道トーナメント」2回戦(22日、東京・新木場1stRING)で、世界タッグ王者の宮原健斗(34)が、本田竜輝に敗れてまさかの準決勝進出を逃した。

 昨年覇者の宮原は連覇を誓いトーナメントに臨んだ。前夜の1回戦ではジュニアのエース・青柳亮生を盤石のシャットダウンスープレックスホールドで3カウントを奪った。この日は、世界タッグ王座のパートナーでもある青柳優馬に1回戦で勝利した本田と対戦。序盤から荒々しく攻め込んでくる本田の猛攻に苦しめられた。

 それでも持ち前のタフネスとスタミナで耐え抜いた宮原はブラックアウト(ヒザ蹴り)3連発からシャットダウンスープレックスで仕留めにかかる。だがこれをギリギリで脱出されると、ラリアートからファイナルベントでマットに叩きつけられて3カウントを聞いた。

 試合後、セコンドの肩を借りてなんとかリングを降りた宮原は、はうようにしてコメントスペースに現れて「この結果じゃあ…。人生、そううまくいかないもんだな…」と無念そうに地面を叩く。それでも「ここからどうするかがスーパースターの腕の見せどころだ」と自らを鼓舞するように自己陶酔の言葉を口にした。

 一方、勝って準決勝(27日、愛知・名古屋国際会議場)に進出した本田は、同じく準決勝進出を決めた諏訪魔、石川修司、小島聡をリング上に呼び出し、にらみ合いを展開。準決勝では2回戦で田村ハヤトを下した諏訪魔と対戦するが「5冠王である青柳優馬、そしてエースである宮原健斗を俺が倒した。次は名古屋だ。全日本プロレスの象徴である諏訪魔だ。準決勝も決勝も俺、本田竜輝が必ず勝って、新しい時代にお前らを連れていってやる」と観客に呼びかけて大歓声を浴びた。準決勝の同日に行われる優勝決定戦に進むのは一体誰になるか。