2021年に現役を引退した元ソフトバンク投手のレジェンド守護神、デニス・サファテ氏が19日、ペイペイドームでセレモニアルピッチに登場した。

 2017年には日本記録の54セーブをマーク。外国人選手初の正力松太郎賞にも輝いた。〝キング・オブ・クローザー〟の凱旋に本拠地のファンも大盛り上がりだった。

 数々の伝説を残し、外国人選手ながら常勝期の精神的支柱となった最強守護神だ。前日には円陣で「ホークスは1位じゃないとダメ」とナインを鼓舞した。この日の登板前にはトークショーで、逆襲へのキーマンも挙げていた。

 投手では前日にノーヒットノーランを達成した石川柊太投手。そして〝イチオシ〟として野手では栗原陵矢外野手を指名。「栗原が本来の打撃を取り戻して打ち始めれば、必ず打線は上昇気流に乗っていくと思う」と力を込めた。

セレモニアルピッチを行うサファテ氏(奥)
セレモニアルピッチを行うサファテ氏(奥)

 リスペクトする最強守護神からの言葉を知り、栗原も大いに刺激を受けたという。「僕も聞いてすごいうれしいなと思いますし、気にかけてもらっているからこそ、もっと頑張らないとなと思います。そう思いながら今日もやりましたし、これからも残りシーズンやっていかないといけないと思ってます」と気を引き締めた。

 かつて捕手だった栗原にとって、サファテ氏は「僕みたいな選手が受けるのが怖かった」という雲の上の存在。ただ、今年の1月に米アリゾナで自主トレを行った際に食事をする機会を持った。そこで日々の気持ちの持ち方など「野球人として」の考え方を教わっていた。

 今季は左ヒザ手術からの復活を目指すシーズン。中盤以降、打撃での当たりが止まり苦しんできたが、レジェンドの期待を背に最終盤で完全復調となるか。