1本が出なかった。ソフトバンクが17日の首位・オリックス戦(京セラドーム)に1―2で敗戦。接戦を落とした。

 6勝を挙げてチームの勝ち頭となっている42歳のベテラン左腕・和田は6回を投げて4安打無四球2失点の好投。同点の4回に相手4番・森に勝ち越しの13号ソロを浴びたものの、安定感のある投球を見せた。

 しかし、打線の拙攻が響いた。初回に柳田の右前適時打で先制。以降、3回に一死三塁、4回にも一死二、三塁とオリックスの左腕・宮城を攻めたが得点できなかった。合計4度、先頭のランナーを出しながら、併殺打、バント失敗などもあり、いずれも得点につながらなかった。

 藤本監督は「試合の中ではこっちのほうが優勢だったんじゃないかと思うが、あと1本というところがなかなか出なかった。何とか得点圏で1本というところで試合を運んだんだけど。なかなかうまいこといかないね」と悔しさをにじませた。

 援護なく5敗目を喫した和田について「いいテンポで投げてくれた。和田が悪いわけでもない。誰も悪くない。悪いのは俺だけや」とかばい敗戦の責任を背負った。

 前夜は相手の守備のミスも重なったとはいえ、球界最高峰の難敵・山本を今季最短の5回7安打3四球3失点でマウンドから引きずり下ろし勝利していた。

 前回7月25日、26日の対戦でも山本、宮城に土をつけて連勝を飾っている。今季の山本の5敗のうちの3敗がソフトバンク戦だ。

 2カード連続で相手の2枚看板を撃破してオリックス戦4連勝となれば、わずかでも可能性が残る最終盤の戦い、そしてCSでの戦いに向けて嫌なイメージを与えることができただろうが…。

 現在3位のソフトバンク。2位・ロッテも敗れたため、その差は2・5ゲームと変わらなかった。ただ、独走状態に入りつつある首位・オリックスとの差は9・5ゲームに拡大した。