第105回全国高校野球選手権大会第10日第1試合は沖縄尚学が創成館(長崎)を5―1で下し、9年ぶりの8強進出を決めた。
台風一過の涼しさの中でエースの右腕がうなりを上げた。沖縄尚学の大会屈指の好投手・東恩納蒼(3年)と創成館のエース・福盛(3年)との投手戦。東恩納は走者を背負いながらも140キロ台中盤のストレートを中心にスライダー、カーブ、フォークで打ち損じを誘い、決定打を与えなかった。
均衡を破ったのは沖縄尚学。終盤7回、打線がについに福盛をとらえる。二死一塁から1番・知花(3年)の左翼への適時二塁打で待望の先制点を上げると、8回には2番手の永本(3年)を二死満塁と追い詰め、押し出し四球と9番・大城和(3年)の左中間への走者一掃の適時二塁打で一挙4点を奪った。
東恩納は8回に1点を許して県大会から続いた無失点が途切れたが、9回を8安打1失点、128球で完投。今夏〝初失点〟に「試合になると多少は意識した。取られたくない気持ちはあったけど、切り替えて次の打者をしっかり抑えようと。割り切って勝負してこうと思った」と淡々と話した。
9年ぶりの8強進出。比嘉監督は「初戦よりストレートが高く浮くのが多いかな、と思って見ていた。1点取られたけど、要所を締めたのはナイスピッチングだと思う」とほめ、2試合を無失策でこなした堅守にも「ここに来て内野手も特に硬い守りを見せている。次も守っていきたい」と頂点を見据えた。












