第105回全国高校野球選手権大会の第10日第1試合は、創成館(長崎)が沖縄尚学に1―5と敗れ、初の8強進出はならなかった

 大会屈指の好投手・東恩納(3年)を向こうに回し、先発の福盛(3年)が緩急をつけた投球で6回まで堂々の投げ合いを演じ、7回1失点で降板。2番手の永本(3年)が8回に4点を失って試合を決められた。

 福盛は「7回を投げれてよかった。球数が少なくテンポよく投げられた」と笑顔を見せた。元楽天投手の父・和男氏から「打線を線じゃなく、1人ずつの点で考えていけ」とアドバイスされ、好投につなげた。

 東恩納に封じられていた打線は8回に意地を見せた。二死二塁から4番の永本が右前に弾き返して1点をもぎ取り、沖縄大会から無失点を続けた〝ミスター0〟東恩納に「土」をつけた。

 稙田監督は「向こうも素晴らしい投球だった。意地で1点を取ったのでこのチームには最高かなと思う。永本で打たれたけど、永本で勝ってきた。その永本がまた打ってくれた。一番のゲームだった」と執念の一打に目を細め、「試合の入りから中盤まで理想的な展開だった。何とか前半に1点取りたかった。結果的に8回のビッグイニングが痛かった。(先発の)福盛がこれまでの経験を見せてくれた」とサバサバと話した。