第105回全国高校野球選手権大会は14日、第9日第1試合で日大三(西東京)が鳥栖工(佐賀)に3―1と競り勝ち、4強入りした2018年以来、5年ぶりの16強入りを決め、3回戦に進出。チームは夏通算30勝に王手をかけた。

 投手戦を制した。初回にいきなり先発左腕の谷亀(2年)が先制を許す苦しい展開。その直後に一死二塁で主将・二宮の左翼への適時二塁打ですぐさま追いついた。1―1の6回一死二塁では8番・森山(3年)が中堅へ適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功。8回には二死三塁から池内(3年)が右前適時打で追加点を挙げ、リードを広げた。

 4安打1打点と大暴れした二宮は「この球場は楽しい。苦しい展開だったけど、自分たちのスイングをしようと思った」と笑顔で汗を拭った。

 投げては2回二死一、二塁から2番手で登板したエース右腕・安田虎汰郎(3年)が9回まで101球を投げ、7回1/3を3安打無失点と好救援を見せた。初戦の社(兵庫)戦では今大会初の完封劇を披露。この日はロングリリーフながら2試合連続の無失点投球でチームを勝利に導いた。

 初戦の疲労具合を見て安田の〝温存策〟を試みた三木監督だったが「先制されて谷亀がもうちょっと踏ん張ってくれるかなと思ったが、相手の(先発の)古沢君もコントロールいいのでなかなか点数が取れないと思った。次の1点を取られると厳しいと思い、安田にいってくれとお願いした。よく投げてくれた」と早めに継投した理由を説明した。

 それでも安田は「エースは踏ん張らないといけない」と責任感をにじませた。今大会はここまで2試合で16回1/3を無失点ピッチング。甲子園2勝目をマークし「ストライク先行で投げることができた」と納得の表情を浮かべた。