転落が止まらない。4位・巨人は11日のDeNA戦(東京ドーム)で、ドラフト1位・浅野翔吾外野手(18)を「8番・右翼」でプロ初スタメン起用。初ヒットをマークしたもののチームは2―4の逆転負けを喫し、痛すぎる4連敗となった。

 本拠地が祝福ムードに包まれたのは5回の第2打席だ。浅野は相手先発・東の内角直球にうまく反応し、詰まりながらも左前へ運んだ。一死一、二塁とチャンスを広げ、先制点をアシスト。本人は「素直にうれしいです。これからもチームのためにヒットを積み上げられるように頑張ります」と喜びをあらわにしたが、試合は土壇場で暗転した。

 打線の決定力不足はこの日も深刻。相手を上回る9安打を放ちながらも、追加点は長野の4号ソロのみ…。1点リードの9回、リリーフエースの中川が牧に逆転2ランを浴び、奈落の底へ突き落とされた。

 今週は首位・阪神、3位・DeNAとの6連戦。上位進出にはうってつけのマッチアップだったが、よもやのブレーキで逆転優勝は大きく遠のいた。とはいえ可能性が残されている限り、最善を尽くすことに変わりはない。

 試合後、原辰徳監督(65)は「集中力のあるいいゲームはしているんですけど、結果的になかなか勝ちにつながらない。でも懸命に戦っている。1本、1点というところ。本当にもう一歩よ。チーム全体が踏ん張り、何とかみんなで押し返さないとね」。残り42試合、借金2でもファイティングポーズは崩さない。