フル出場したが…。巨人は10日の阪神戦(東京ドーム)に2―5で競り負けて痛すぎる3連敗。首位追走どころか屈辱の3タテで11ゲーム差まで引き離された。この日は坂本勇人内野手(34)が右太もも裏肉離れの〝再発〟から2試合ぶりにスタメン復帰。さっそくのフル出場で13号ソロを含む2安打1打点と結果を出したが、今後の原辰徳監督(65)の手綱さばきは困難を極めそうだ。
もう猛虎の後ろ姿が見えなくなってきた。3回に1点を先制したが、7回の守備で一塁手の中田翔が戸郷のけん制球を捕り損ねて同点。その後に勝ち越し2ランを浴びて主導権を奪われた。再び借金生活に突入した原監督は、名手・中田翔のミスを「生涯しないでしょう」とし「相手チームはいいところで1本出ている。わが軍はもう1本というところでね。3戦ともそうですね」と決定力不足を嘆いた。
そんな中でも気を吐いたのが坂本だ。「2番・遊撃」で先発復帰し、最後までグラウンドに立ち続けた。チームに不可欠な大黒柱ではあるが、体調万全というわけではない。6月下旬に右太もも裏の肉離れで離脱。7月下旬から一軍復帰したものの、今月8日の守備で再び右太もも裏を気にするしぐさをみせて途中交代した。誰にも代え難い戦力だけに、ベンチにいれば使いたくなるのが首脳陣の心理。再発させずにどう起用するかという見極めも難しい。
坂本の復帰時期を判断したのは本人と話し合った原監督で、チーム関係者は「勇人や丸、(中田)翔らの中心選手に関しては二軍に落として再調整させるかどうか、いつ復帰させるかについてコーチ陣もタッチしていないところです」と明かす。
ただでさえ丸が左ヒザの「蜂窩織(ほうかしき)炎」で戦列を離れ、中田翔も背中に張りを抱えている。さらに坂本がケガで長期離脱となれば、チームへのダメージは計り知れない。スタメンか代打待機か、はたまた欠場か。背番号6の状態を日々見極める熟練指揮官の手腕が試されている。












