ノア真夏のシングルリーグ戦「N―1 VICTORY」(10日、東京・後楽園ホール)のAブロック公式戦で拳王(38)が稲村愛輝(30)を破り、リーグ戦初勝利を飾った。
優勝候補が6日の開幕戦でアダム・ブルックスに敗れて、まさかの黒星発進。負けられない拳王は序盤から強烈な張り手、背中へのキック、ヒザ蹴りの猛攻に出た。中盤になってもダイビングボディープレス、背中へのドロップキック、逆エビ固めと攻撃の手を緩めない。
だが稲村も踏ん張り、強烈な逆エビ固めで逆襲。ショルダーアタック、ぶちかましで吹っ飛ばして、拳王を追い詰めた。25分を過ぎ、30分時間切れ引き分けが見えてきたところで、拳王は柔術のオモプラッタから新技の拳王スペシャル(変型クロスフェースロック)でがっちり捕獲。ぐいぐい締め上げて粘る稲村をタップさせ、28分34秒の激闘を制した。
試合後は「拳王コール」の中、リング上で稲村に「俺はお前のことを期待しているし、ここ後楽園ホールにいるクソヤローども、お前に期待しているからな」と呼びかけた。「だがな、会社が期待しているのは清宮(海斗)一本だ。だが、会社がなんだ。ずっと待っているから、早く俺のところまで上ってこい」と稲村への高い期待を口にした。
バックステージでは「N―1、とりあえず1勝。まだまだ自力優勝が見えてるだろ。このまま行くぞ」と改めて優勝を宣言。その上で「稲村がもっとチャンスを与えてもらったら、もっと盛り上がったN―1になっていた。いいか、ノア、よく聞け! 清宮だけ甘やかしすぎなんだよ。清宮だけチャンスを与えすぎなんだよ」と絶叫した。
「近い将来、稲村は俺とベルトをかけて戦うことになるだろう。清宮、稲村はいいもん持っている。清宮、稲村が俺のライバルになっても、俺がノアの未来を引っ張ってってやるからな」と若手を底上げした上で、ノアを引っ張る決意を示した。そのためにはもちろん、N―1優勝を手にするつもりだ。












