ヤクルトは1日の巨人戦(東京ドーム)に1―0で接戦を制し3連勝を飾った。高津臣吾監督(54)は852日ぶりの登板でプロ初勝利を挙げた山野太一に「期待して送り出して、その期待以上のピッチングをしてくれたんじゃないかな」とたたえた。

 7回83球と少なめの球数で4安打無失点と相手打線を抑え込んだ山野はこの日、プロ初安打を放つなど攻守で活躍。入団1年目の2021年4月1日の初登板、DeNA戦では1回3分の1を投げ7失点を喫した。そこからの大きな成長に指揮官は「これはね、小野寺二軍ピッチングコーチをはじめね、みんなで作り上げた今日の山野だったんじゃないかなと。本当に報われた8月のスタートだったんじゃないかなと思いますね」と目を細める。

 初登板以降、左肩を痛めてからこの日まで一軍登板はなく昨季終了後に育成契約となっていた。苦しい時期を乗り越え7月14日に支配下登録され、ようやく初白星を手にした。高津監督は「ちょっと一軍を離れて、つらい時期を過ごしたかもしれないですけど、それが全然、無駄じゃなかったんじゃないかなと。こうして大きな1勝をチームにもたらしてくれたのでね、本当にナイスピッチングだったと思います」と改めて左腕をねぎらった。