難敵にも酷暑にも勝つ――。ソフトバンク・有原航平投手(30)が8月1日の西武戦(ベルーナドーム)に先発する。

 投げ合う相手は獅子のエース・高橋光成投手(26)。有原は前回登板でオリックスの絶対エース・山本に投げ勝って完封勝利を収めたが、相手も2戦連続で完封中とあって白熱の投手戦が予想される。「カード頭で大事なところを投げさせてもらっている。チームのために1イニングでも頑張りたいという気持ちだけ」。5週連続6連戦が始まる過密日程の8月。有原はローテーション通りにいけば、この間オリックスとロッテの上位カードに2度ずつ登板する。山本との再度のマッチアップも見込まれ、その右肩にかかる期待は大きい。

 6月30日の登板で熱がこもりやすい敵地を経験しているが、夏真っ盛りの〝ベルーナの酷暑〟は年々厳しさを増している。「暑いのは暑い。(対策は)しっかりと水分をとるくらいしかできない。気持ちで頑張ります」。6月から一軍戦力に加わり、ここまで7戦4勝、防御率1・92。チームの信頼は深まるばかりだ。「試合数も少なくなってくるので、1試合1試合が大事になってくる。その中で選手は1球1球を大切にすることしかできない」。完封でチームの12連敗を止めた男。今、最も勝利を望める右腕が、勝負の8月戦線をけん引する。