狙うは1位突破のみ。新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」Cブロック公式戦(26日、後楽園ホール)で、鷹木信悟(40)がマイキー・ニコルス(37)を下し2勝目。開幕2連敗から逆襲の連勝で星取りを五分に戻した。ザ・ドラゴンが「2位じゃダメなんです」と言い切るその裏には、Aブロックを独走する〝あの男〟への思いがある。
マイキーと激しい打撃合戦を繰り広げた鷹木は、ラリアートの相打ちからヘッドバットを浴びる。それでも最後は強引にパンピングボンバーを決めて3カウントを奪取。「技じゃねえ。気持ちだ、気持ち。これで開幕2連敗からの2連勝。ある意味やっと、鷹木信悟の本当の意味でのG1がスタートしたと思ってる。ここからだ、ここから!」と力強く宣言した。
開幕ダッシュにこそ失敗したものの、星取りを五分に戻して逆襲ののろし。しかも、Cブロックではこの日、単独首位を走っていたNEVER無差別級王者デビッド・フィンレーがタマ・トンガに初黒星を喫し、混戦模様となってきた。
大会後に取材に応じた鷹木は「心技体は充実してる状況なので。ここからさらに調子がよくなってくるんじゃないかなと。(試合時間が20分1本勝負で)時間に関しては焦る時もあるけど、そこは経験値の幅を見せていきたい」と自信をのぞかせた。
残り3戦はタマ、フィンレー、EVILと、いずれも3勝1敗で首位タイの3人だ。つまり鷹木が全員に勝利すれば、おのずと首位突破が決まる。「去年の『NEW JAPAN CUP』でも言ったけど、やっぱり俺は『2位じゃダメなんです』ってね」と自身に1位通過を厳命する理由は、準々決勝(8月10日、船橋)の組み合わせにある。
Cブロックの選手は1位通過の場合はBブロック2位と、2位の場合はAブロック1位と激突する。そのAブロックで現在首位を独走しているのが、IWGP世界ヘビー級王者SANADAだ。実は、かつての同門にして元タッグパートナーのSANADAとは、これまで一度もシングルでの対戦経験がない。
そのため「この5年間、奇跡的にめぐり合ってこなかったから。内藤(哲也)とも戦ってるのに、SANADAとは一回もやってないからね。やるなら、せめて優勝決定戦(8月13日、両国)、ベストはIWGP世界ヘビー級のタイトルマッチで初シングルを実現させたい。準々決勝のような中途半端な状況はできれば避けたいよね」。
特別な相手と大舞台で戦うことを見据えれば、Cブロックでは2位にも甘んじたくないというわけだ。残り全勝は譲れない。鷹木が一気に頂点へと駆け上がる。












