新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」23日長野大会のCブロック公式戦で、NEVER無差別級王者・デビッド・フィンレー(30)がEVILとのバレットクラブ(BC)同門対決を制した。

 同門とはいえ「BCウォー・ドッグス」を率いるユニットリーダー・フィンレーと、「ハウス・オブ・トーチャー」を率いるEVILの間には緊張関係が続いている。高橋裕二郎、EVILがSHO、ディック東郷とともにチーム総出で入場すれば、フィンレーはゲイブ・キッドと外道をセコンドに引き連れて姿を現した。試合前から不穏な気配が漂い、サブレフェリーも登場して両陣営を厳しくチェックする体制がとられた。

 試合は両者の攻防がヒートアップ。互いが相手とレフェリーを衝突させあい、レフェリーが3人いたはずのリング上はいつの間にか無法状態に…。両陣営が激しい乱闘を繰り広げた末にバックステージへとなだれ込んでいき、フィンレーとEVILの1対1の勝負に突入する。

 しかし、フィンレーのスピアーがレフェリーに誤爆したのを機に、再び東郷が試合に介入。フィンレーはスポイラーズチョーカーで首を絞められ、2人がかりのマジックキラーまで浴びる。

 さらに容赦ないイス攻撃にさらされたフィンレーだったが、自身の凶器であるシレイリ(こん棒)による攻撃をNEVERのベルトで防御。そのままベルトでEVILを殴りつけると、シレイリで一撃を浴びせてからのINTO OBLIVIONで3カウントを奪ってみせた。

 試合後のフィンレーは「ややこしい分裂グループとかの存在で、俺がBCを引き継いだ際にどれだけ因縁があったか分かると思うが、それと同時にBCという名を手放したくないヤツらがいかに多いかも証明したと思う。これほどの短期間でBCに貢献した人間は俺以外いない。これまでのリーダーは己の利益のためにBCの名を語ってきたが、俺はメンバー全ての価値を高めてきたんだ」と勝ち誇った。

 これで無傷の3連勝となり、Cブロックの単独首位に立った。「俺は無敗で突き進んでいる。そろそろ人は俺を信じ始めるべきだ。皆BCのことを知りたがっている。EVILのことも、H.O.Tとの関係も。これだけは言おう。友人は近くに、敵も近くに置く。俺は無敗のままトーナメントを突き進む。俺こそが今年のG1覇者だ」と豪語した暴君が、一気に頂点へと駆け上がる。