新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」21日長岡大会のBブロック公式戦で、前年度覇者のオカダ・カズチカ(35)がタイチ(43)を下し、開幕3連勝を飾った。

 序盤から旋回式ストーンパイルドライバー、マネークリップと大技を繰り出していったオカダは、場外花道でのDDTといった非情な攻撃で主導権を握る。しかし、ミサイルキックをパワーボムで迎撃されると、レインメーカーもデンジャラスバックドロップで切り返され劣勢となった。ローリングラリアートにはカウンターのアックスボンバーと、攻め手をことごとく防がれてしまう。

 タイチ式外道クラッチをカウント2・9でギリギリ返したオカダは、延髄蹴りで反撃に転じるもジャンピングハイキックを浴びて再び窮地に。それでもブラックメフィストを狙われたところをショルダースルーからエビ固めで押さえ込み、辛くも3カウントを奪った。

 何とか勝ち点2を加えたオカダは「さすがKOPW保持者、といったとこですか。いろんなルールを経て、僕たちが経験できないことをして、強くなってることは分かるんで…」と自身が提唱したKOPWを保持するタイチの強さを素直に認めた。

 試合後はベルトを見せつけられたが「ただ、KOPWじゃない、しっかりとした正真正銘のプロレスをして勝ってきてるから。俺が言い出してできたKOPW。(1回くらい味わったらどうだと)言ってたね、タイチさん、リング上で。ただ忙しいっすよ、俺も。G1優勝して、まだ次に向かっていかなきゃいけないですから」とキッパリ。連勝対決を制して単独首位に浮上した。史上初の3連覇へ、視界は良好だ。