新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」19日仙台大会のDブロック公式戦で、棚橋弘至(46)がシェイン・ヘイスト(37)を下し初白星をあげた。

 シェインのパワーに苦しい時間帯が続いた。スリングブレイドをキャッチされバックドロップで投げ捨てられると、落差のあるブレーンバスターボムも浴びてしまった。

 それでもボム・バレー・デスをこらえるとダルマ式ジャーマンで反撃開始。ツイスト&シャウトからスリングブレイドを決めてコーナーポスト最上段へと登った。

 粘るシェインはコーナーポスト上の攻防から雪崩式バックドロップを狙ってきたが、棚橋はこれを防いでドラゴン式張り手でリング下へ突き落とす。そのままハイフライアタックからハイフライフローにつなげて3カウントを奪ってみせた。

 初戦(16日、札幌)でザック・セイバーJr.に敗れた棚橋だったが、悪い流れを引きずらずに星取りを五分に戻した。「まず1勝。1つの負けが、最後どうしようもなくて取り返せなくてっていうこと、何度も経験しているから。しっかりね、気を引き締めて…引き締めるところはもう1個あるけど、それ以外は引き締めて臨めたから」と、腹筋の消えた腹部をうらめしそうにさすった。

 北海道でカニを食べた際に前歯が取れるというアクシデントも見舞われたが「入れて勝ったから。前歯が外れるというのは吉兆。毎回外してもいいかも…」と冗談めかす一幕も。ともあれ5年ぶりG1制覇へ、大きな一歩を踏み出した。