やっぱりこの男は虎のキーマンだ。阪神は17日の中日戦(甲子園)に4―1と快勝し、連敗を3で止めた。打撃不振に悩んでいた虎の5番・佐藤輝明内野手(24)が、ついに気を吐いた。

 初回二死一、二塁で中日・涌井の147キロを捉えた打球は、弾丸ライナーで右中間最深部へ。「しっかりと強く振るというのは意識していました。ずっと打っていなかったので、ひとつ結果が出たのでよかったです」。6月16日のソフトバンク戦以来となる約1か月ぶりの先制10号3ランは、球宴前の最後の一戦で、連敗脱出に臨んだチームを大きく後押しした。

 この一撃が決勝点になり試合後の岡田彰布監督(65)は「初回の3点が大きかった」と主砲の働きをこの日の勝因に挙げた。

 これで入団から3年連続2ケタ本塁打を達成。だが、指揮官の期待はもちろん「そりゃ、そうやろ!」とこのレベルにはない。

 シーズン前半戦を終え打率2割1分4厘、42打点で終えた。この間、不振により二軍再調整なども経ており、当然、本人もこの成績で満足はできるはずがない。試合後には来る後半戦へむけ「打てない時期が続いたので。後半は打てるように頑張ります」とさらなる状態アップを見据えていた。