東京女子プロレスの伊藤麻希(27)が、悲願のプリンセス・オブ・プリンセス王座初戴冠へ気迫をみなぎらせている。8日の東京・大田区総合体育館での王者・瑞希(28)への挑戦に向け、胸中を激白。1か月の米国修行を経て、ひと回り成長した姿を見せる。

 ――米国修行を振り返って

 伊藤 普通のシングルマッチが急に5WAYマッチに変更になったのは驚いた。しかも日本、アメリカ、オーストラリア、ドイツみたいな感じで、全員国籍バラバラで戦うこともあって。あとはスプラッシュマウンテンでイスの上に落とされたり、日本では受けない技を受けることも多く、突然の変更やハプニングも多かったね。

 ――遠征で得たものは

 伊藤 とにかく精神的に強くなったかな。打たれ強くなったし、自信もついた。日本だと対戦相手や試合の開始時間もしっかり決まっていて、決められた通りにちゃんと行われる。そういった意味では、米国に比べて日本は環境に恵まれているなって。

 ――印象に残っている試合は

 伊藤 ダークマッチでは試合が始まる30分前とかに対戦相手が決まって…。いきなり私の名前が出て、急がないと! みたいな。私のタッグパートナーや対戦相手も、試合が決まった時点ではまだメークもしてないこともあった(笑い)。結構バタバタすることもあって大変だったね。

 ――GCWマットでは山下りなとのハードコアマッチもあった

 伊藤 あれは米国遠征での一番最後の試合で。どうせまた何か起こるだろうと思いながら戦っていたので、もう何が起こっても動じなくなっていた。その結果、心の余裕も生まれて、試合での視野も広くなったかな。これは日本のリングでもかなり生きてくると思う。

 ――山下との試合は反響も大きかった

 伊藤 あの試合後からGCWオーナーの私への見方が変わった。「意外とできるな」という感じで見てくれたと思う。日ごろ私のことなんか気にしてなかったのに、ツイッターで私のことを褒めてくれて。それは初めてのことだったので、認めてくれたんだなと実感したね。

 ――4度目の挑戦となる同王座への思いは

 伊藤 私がベルトを持ってる時点で、もうそのベルトは輝く。どうしようとか考えなくても、もう伊藤麻希がベルトを持っているというその事実が、もう輝いている。なのでベルトには私を利用してもらって、東京女子プロレスが広がるツールにしてもらえれば。

 ――戴冠後の青写真は

 伊藤 アメリカにもまた行くし、8月の下旬にはオーストラリアにも行く予定。もちろん東京女子でも防衛して、世界各地で防衛戦をやって、いろんな経験をあのベルトに味わわせたら、さらにベルトは輝くはず。あのベルトにとっては、私が巻くことが一番だと思う。

 ――最後に

 伊藤 今は焦ることに対して諦めている。それは日本に帰ってきて2試合ぐらい戦っていろんな人に言われたので、ファンの人も気づいていると思う。なんか変わったね、みたいな。なので、今の伊藤麻希に怖いものは何もありません!