ドラゴンゲート7月2日神戸ワールド記念ホール大会で新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(33)と対戦するYAMATO(41)が、業界盟主への対抗心と胸に秘める矜持を明かした。3月1日の「オールスター・ジュニアフェスティバル(ASJF)」(後楽園)で勃発した因縁から実現する一騎打ち。ヒロムを迎え撃つドラゲーの象徴の胸中は――。

 YAMATOはASJFの6人タッグ戦で大会提唱者のヒロムと対戦。「次はお前が俺の顔を立てる番だ」と要求し、ドラゲーマットでのシングルマッチが決まった。

 ASJF前にはボイコットも示唆し反発の姿勢を見せていた。「(ヒロムの)プロレス界を盛り上げたい気持ちは分かる。けど、じゃあこの10年くらい新日本プロレスは業界の盟主として何をやってたのって。ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)なんて、日本の他団体まったく呼ばれなくなってたでしょ。都合のいい時だけ『ジュニアでプロレス盛り上げよう』みたいな新日本の態度が気に食わなかったんです」

 YAMATOは2009年のBOSJに参戦したが、13年以降の新日本は国内では〝鎖国〟に近い体制に。コロナ禍で苦境に追い込まれた22年のエル・リンダマンまで他団体所属日本人選手の参戦がなくなっていた。

 その間には鷹木信悟やリコシェといった団体の主力選手たちが主戦場を新日本へ移していった。ドラゲー一筋を貫いてきたYAMATOは「そういうアレなら二度と絡むことないなと思ってたけど、こんな形になりまして。だったらリングの上でハッキリさせようって」とヒロム戦に気勢。「『意地を見せる』とか下の立場みたいな言われ方されたら腹立ちますよ。ドラゴンゲートのプロレスが一番面白いと思っているからドラゴンゲートにいるわけで。『ヒロム戦、頑張れよ』なんて声もいただきますけど、なんで俺が頑張んなきゃいけないんだ。頑張るのは向こうだろって」と誇り高く宣言した。

 ましてやホームリングの年間最大興行だけに一歩も引く気はない。「結構新日本のファンの人はもてはやすけど、ヒロムの価値が大暴落しちゃうかもしれないよ? IWGPジュニアとか全然興味ない俺に全部持っていかれちゃったら、アンタどうするのって。それくらい俺は自信があるし。全部しゃぶりつくしてお帰りいただくんで」と、どこまでも大胆不敵。ドラゲーの象徴と、新日ジュニアの象徴による大一番まで待ったなしだ。